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2011年04月08日

Sonar Sound Tokyo 2011参戦記

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4/2,4/3に新木場StudioCoastで行われた音楽+アート+テクノロジーのイベント「Sonar Sound Tokyo」に参戦してきました。2日間で見聞きしたステージの感想を書いてみました。

■4/2
Ryoji Ikeda
演劇集団dumb typeの音響担当でも知られるIkedaさんのパフォーマンスを初めて見る。去年東京現代美術館での個展で、池田ワールドを知ってから、虜になりました。最近もdumb typeのDVDを購入して、見ておりました。開始早々独特のモノクロ世界の映像とパルス音の連続。低音はズボンの裾をゆらすだけでなく、腹まで響くもの。そして高音域の音も耳を貫くような音の連続でした。ある意味洗脳?なんていう観客の声が聞こえてくるくらい圧倒される音と映像を作り出しておりました。

Y.Sunahara
なんだか追っかけのように彼のライブへ足を運んでます。今回は原発の白い防護服に身を固め、手袋とマスクまでした出で立ちで登場。4/6にリリースされる9年ぶりのアルバム「liminal」から3曲ほど演奏が入る。その中でも「Beat it」は音もビートにのったノリノリの曲ですが、映像は今のカオスな世界を彼なりに捉えた写真を高速連射動画となっており、素晴らしかったです。ぜひどこかで公開してもらいたいです。以前から社会風刺を音と映像で表現している人なのかと思ってました。それは声や言葉に出してませんが、痛烈に今のテクノロジー社会のアンチテーゼを表現しているのではないかと思いました。

■4/3
Open Reel Ensemble
和田永氏を中心とした現役大学生たちのオープンリールを用いた音楽グループ。以前もMake:Tokyo MeetingやNTT ICCでのライブなどを拝見していたので、今回はそれ以上にパワーアップした彼らの姿を見ることができた。以前はオープンリール4台だけで演奏をしていたのだが、今回はベースとドラムのメンバーが加わり、さらに小道具が多数でした。相変わらずオープンリールでのリズミカルな演奏や録音メディアとしての特性を生かしたパフォーマンス、iPhoneをリモコンにしたオープンリールのコントロール姿に会場からも驚嘆の声が上がっておりました。和田氏のテレビを浸かった新しい作品も今回登場するかと密かに期待をしてましたが、お目にかかれなかったのが残念でした。でもこれからも国内外問わず活躍して行く彼らの動向に今後も注目していこうと思ってます。

Takagi Masakatsu
一度はライブに行きたいと思っていた映像作家でもあり音楽家でもある高木正勝さんのライブをやっとここで聞くことができました。自分のiPhoneに数枚の彼のアルバムが入っているので、そのアルバムに入っていた曲も数曲披露されました。映像は油絵の具をコラージュして形を作って行く過程を動画にした独特の世界観のある圧倒的な映像と、ピアノ一台で高木さんが渾身の力を振り絞って演奏されている姿が秀逸でした。ぜひ機会があったら、またライブに行ってみたいと思いました。

大竹伸朗×畠中実(NTT ICC)
ブライアン・イーノを敬愛する大竹さんとブライアンイーノの最新アルバムのライナーノーツを執筆した畠中さん、お二人のイーノトークセッション。大竹さんがイギリスロンドンに渡っていた70年代の音楽話(DAF,WIRE)から始まり、ブライアンイーノとの出会いと邂逅という濃いぃ話が満載でした。ロック全盛時代にアンビエントという新しい音楽を提唱したイーノの素晴らしさを改めて知りました。昔購入したイーノCDをまた聞きたくなりました。

松武秀樹(Logic System)×畠中実(NTT ICC)
シンセサイザーエンジニアとして、YMOに参画されていた松武さんと畠中さんのトークセッション。その前に会場に着くといきなり、目の前にMoogシンセがどかんと!置いてあるのにびっくりしました。YMOの海外ツアーの映像でよく見た通称タンスと言われていたMoogシンセがそこにあり、それだけで感動していたのですががががが(UTだなw)。松武さんによるMoogを使っての簡単なシンセサイザーから始まった。サイン波、矩形波、のこりぎ波と発振し、そこにローパスフィルタやハイパスフィルターなどを加え、さらに24ステップのシーケンサーに入れて行く実演講義。音のチューニングは、1音ずつチューナーをつかって行われていたそうです。
松武さんが卒業するときに親の紹介で、あの富田サウンドで有名な富田勳先生の会社へ入ることになったそうです。Moogシンセサイザーを輸入する際に羽田の税関でかなりの間兵器と勘違いされ留められた話、富田先生が寝た後にMoogシンセを毎晩使って練習をしていた話。サンプラー開発話では、当時はまだ0.87secしか録音できなかった。Roland MC-8の打ち込み話。坂本教授との出会い、YMOとの仕事、すべては3名のセンスで作られたこと。YMO海外ライブでのトラブル話。今DAW環境で作っている若者へのアドバイス。作ってみたいもの、DNAシンセサイザー、、、などなど盛りだくさんでした。いや完全に満腹になりました。初めて松武さんのお話をお聞きしましたが、エンジニアですね。


posted by ringo134 at 10:47 | Comment(0) | TrackBack(1) | Sound

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