先週ついに日本のFONルータLaFoneraのアクセスポイントが1万ポイントを達成したというニュース(CNET)を聞きました。
それに合わせるようにFONジャパンでは先週の4月14日(土)には、ネットで本体無料!
(手数料有)または全国のツクモ電機さんのお店で500円で販売という「1dayキャンペーン」
を実施されてました。僕も秋葉原へ直接行ったのですが、久しぶりの秋葉原を散策しておちおちしていたら、ツクモさんでは完売でした(泣)
友人によると朝から30名ほど並んでいたそうです。また複数台購入された方もいらしたそうで、一日FONがフィーバーした日でもありました。
これでさらにFONのアクセスポイントが全国に増えたことでしょう。
さて、今回は上の写真のようなFON用のアンテナ反射板を自作してみました。図画工作をやる要領で手軽に作れます。このFON用反射板は、
パラボラアンテナのお椀部分にあたります。このFON用反射板をつけることで、現状の無指向性(360度電波が反射される)ではなく、
指向性(ある方向へ電波を発射する性質)をつけることができ、更に電波の届く距離も伸びると思われます。
参考にさせていただいたサイトは、「WWW.FreeAntennas.Com」というサイトの
「Ez-12
Parabolic Reflector Template」という記事です。
製作の過程については、写真などで追記でご説明します。
また映像でこの製作を説明しているものが、こちら「Free*
WIFI Booster」にあります。
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追記の追記(2007.4.28)
・FONとSkypeのビジネスモデル::19740308(TM)
友人のtomiお姉さんが記事として取り上げてくれました。多謝。
今回のFON用アンテナリフレクタですが、アンテナの改造ではなくリフレクタ(反射板)となるので電波法に抵触しない内容のようです。
オライリー社発行のWireless HacksのP209に以下のように記載されております。
訳注:日本国内では無線設備を勝手に運用することは電波法で禁止されており、違反すると罰せられることがあります。この章のHack#70(筒状深皿パラボラ反射板)とHack#78を除く部分については、そのままでは電波法に抵触する恐れがあるので注意してください。(以下略)
というわけで、今回製作したリフレクタ(反射板)は電波法には抵触していないと理解しております。
参考までに、同様のものが商品化されております。
・PLANEX:PRODUCT:WirelessLAN:GW-BST01
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これからFON用反射板の製作過程を記載します。
台紙を用意してから製作まで約30分程度です。
また写真はクリックすると別窓で大きく見ることができます。
(0) 用意する道具は、以下のものになります。
・台紙(FON用反射板、次で説明します)
・アルミホイル
・カッター
・はさみ
・糊(またはボンド)、または両面テープ
・セロテープ
あると良いもの(カッター台、ホッチキス、定規)
(1) FON用反射板の骨格になる台紙を用意します。僕は参考サイトからDLさせていただき、FONのロゴをあしらってみました。
さきほどのEz-12
Parabolic Reflector Templateのサイトから画像をDLしてください。
プリントする用紙は一般的なコピー紙でも製作可能ですが、厚手の用紙(今回は写真用のものを使いました)を使用すると、
後の製作がスムーズになります。
画像をビューアなどで表示して、100%の等倍でプリントアウトしてください。
注意点としては、画像左にある「Keep Squeare」
という正方形がちゃんと正方形にプリントアウトできているかを台紙プリント後に確認してください。この正方形が歪んでいたりする場合は、
再度プリントを行ってください。
(2) プリントアウトした台紙をはさみで切り抜いていきます。
この際の注意点として、台紙上部にあるFONのマークをあしらったほうの突起部分では印刷された線よりも2、
3mm外を切り抜くといいでしょう。後の製作でスムーズです。
(3) アルミホイルを幅15〜20cmに広げて切り離し、机の上におきます。その上に(2)で切り抜いた下の部分の台紙をおきます。
印刷面の裏 側を上に向け、糊かボンド、または両面テープを張ってください。
(4) (3)で作った台紙下部をアルミホイルにくっつけます。
台 紙の枠に沿って、はさみで余分なアルミホイルを切り落とします。
(5) 台紙下部に印刷された線をカッターで穴を開けます。
注意点として、机などを傷つかないようにカッター台やいらなくなった雑誌を台紙の下に敷いてください。
これで台紙下部はでき ました。
(6) 次に台紙上部(写真ではFONのマークがあるほうです)の上と下に「+」の印刷がされてます。ここをカッターで穴を開けます。
この部分は、FONのアンテナを挿入する場所になります。「+」の印刷どおり線上を切るだけでもOKですが、
その後スムーズに挿入するために「◇」という形に切り穴を開けました。
(7) 台紙上部と(5)でできた台紙下部を接合します。
裏に台紙上部の突起部を出し、セロテープなどで固定します。またホッチキスで固定もできるかと思います。
(8) FONのアンテナを台紙上部の穴に挿入します。スムーズに挿入できることを確認後、アンテナをFONルータに装着します。
電源ケーブルやLANケーブルを接続後、今回製作したFON用反射板を装着してください。
以上になります。
今回製作したFON用反射板は、FONルータの大きさよりも大きくなるのでルータ自身が多少浮いたりすることがあると思いますが、
工夫してて設置してみてください。
初めてこのような製作記事を書きますので、誤字脱字や製作過程で不備などあるかと思います。ご了承ください。
また今回製作記事を参考にさせていただいた、WWW.FreeAntennas.Comに多大なる感謝をいたします。
僕もやってみようかな。
>僕もやってみようかな。
簡単にできるから、トライしてみてね。
他にも簡単にできるものがあるんだけど、
それはまた次回お楽しみにw
あ、オライリーのMake2号やっと手に入れたw
面白すぎwまさにdorkbotな匂いがすごくいい!ですw
指向性欲しいものはたくさんありそうだ。(メモ)
最近は手作りアンテナ流行ってるねw
>ワンセグの時もこういうのあったなぁ
周波数に対する大きさを変えて設計すれば、ワンセグにも対応だね。
>最近は手作りアンテナ流行ってるねw
欧州でどんどんやっている奴らは多いよ^^
それに負けじと日本からもやりたいかとw
日本人は落とし込みがうまいからね。
これ、すごいですねー、あたしもFONとskypeはまってます。
自作の楽しさがとても伝わるエバンジェリスティックなブロッギングで
素敵です。
あたしも挑戦してみようって思いました。
わざわざおいでくださり、コメントまで・・・ありがとうございます!
>自作の楽しさがとても伝わるエバンジェリスティックなブロッギング
お褒めの言葉ありがとうございます。
ぜひ製作してみてください。そしてBloggingしてTBくださいw
このリフレクタは結構指向性があるようで開放部方向に大きく出るみたいですよ。
近いうちに型紙のPDFと簡易的なこのFON用リフレクタの測定結果を
公開できればとおもってますのでw
しばしお待ちください。
丁寧な解説で嬉しいです。
僕も この記事を参考に、作らさせていただきますね。
ありがとうございます!
作り方の説明が非常に丁寧で参考になります。
まだ試していませんがWiMAXでも有効そうですね。
ありがとうございます