2007年12月06日

明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻発足記念シンポジウム第2部ディジタルコンテンツ系

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食欲の初冬とはよく言ったもので、今日はよくお腹がすくringo134です。やっと好きな冬になりまして、TENORI-ONも早く日本で発売にならないかと指を何本も加えてまっている僕に丁度いいイベントがまた開催されるということで、行ってきました。

明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻発足記念シンポジウム
第2部ディジタルコンテンツ系
@明治大学アカデミーホール
12月4日(日)14:00〜17:00

■スペシャルトーク&ライブ
TENORI-ONを持って岩井俊雄さんが登場し、演奏を始める。先日見に行った劇的3時間SHOWの時とは別の新曲。そしてトークが始まる。TENORI-ONに至るまでの作品についての説明。まずはファミコン・ディスクシステムとして開発されるが未発売たOTOKEYのデモビデオ。お宝映像。次に穴を開けた紙を読み込ませるオルゴールでHappyBirthdayToYouを鳴らせた後、紙を逆にして読み込ませると別の悲しげな曲に。この発見がTENORI-ONの原点だそうです。というか岩井さんの作品の底辺はコレでできてるんではないかと思います。
今のTENORI-ONになるまでの作品を紹介。
・映像装置としてのピアノ(ポスターを実家の部屋に飾ってます)
・坂本龍一さんとのコラボライブ(会場となった水戸美術館までは行けなかったので、中継をやっていた慶応大学のSFCへ行って見てました。)
・ワンダースワン時代のTENORI-ON(当時LaFore原宿の展示会で限定発売していましたが買い逃しました。惜しい)
・タチバナハジメさんの携帯サイトThe.ENDでのiアプリで動くTENORI-ON(友達のDoCoMo携帯を借りて何度もプレイしました)

演奏スタイルの絵のスライドがドンドン出てくる。要はピアノでもギターでもバイオリンでも演奏している人の動きをしたら分かるくらい楽器が完成していると。でも最近はMacBooK に音源を入れて演奏している人が多いと嘆く。が、TENORI-ONは両手で持ち立って演奏するという新しい演奏スタイルとして確立できればと思っているそうです。未来の小学校でリコーダーやハーモニカの変わりにTENORI-ONが音楽の授業で使われるのかもしれません。
そしてYAMAHAで担当している西堀さんが登場。6年がかりで商品化するまでの試作機からYAMAHA-TENORI-ON製造工場をスライドで紹介。また完成したTENORI-ONを著名なアーティストにプレイしてもらったり、テストマーケティングで発売になっているイギリスのことなどを紹介。そして二人でTENORI-ONでの演奏。素晴らしいかったです。

(こう書いていると岩井俊雄さんの追っかけファンのようで・・・あぁ、昔のことを思い出しますwストーカーとかではありませんよw)

■パネル討論
「ディジタルコンテンツの未来」というお題。
ポイントだけ書いていきます。
宮下芳明(コーディネーター、明治大学講師)
今回集まってくださった方々を「1、彼らは変革者 2、若い 3、オープンな人柄」という共通点をしめして紹介する。また明治大学が新たな学部を新設することについて説明。
■佐々木渉(クリプトン・フューチャー・メディア(株)、「初音ミク」企画担当)
初音ミクがどのようにしてできたのか。サンプリング原理からさまざまな音源を紹介しながら詳細に解説。鏡音リンについても披露される。新しいWebサービスも近日発表されるらしいです。
武田双雲(書道家)
2000年理科大を出てからNTTに入社。字がうまいということで先輩の名刺を作ったことがきっかけで、名刺のネット販売を始めた。軌道に乗ったので会社を辞め、書道家へ。すごいw
たまたま住んでいる湘南で出会ったデザイナーとプログラマーの兄弟とコラボレーションして映像作品を作る。武田さんの書いた文字がCGでエフェクトされ、文字が飛んでいったり、動きがついて、とても見ていて飽きない作品だった。海外の個展の際も流しているとお客さんが足を止めてみているそうです。分かる気がする。
「筆圧などを音楽にしたら、いい文字になっていた」というのは大きな発見。リズムがいい文字はいい文字なんだそうです。これって何かおもしろいことができるヒントのようです。
■平野友康(デジタルステージ代表)
平野さんで開発されているVJソフト「motion dive」、写真と音楽をチョイスして簡単に映像にしてしまう「Life with PhotoCinema」、そしてプロ級のWebを簡単につくりだす新作「BiND」を紹介される。また会社の内部映像や合宿へ行って開発する風景など、どのようにして製品を作り出していくのかを紹介。
これからのWeb制作は技術でなく編集力だと力説。制作までに時間かけるものでなく、その後の大切な人と楽しむ時間をもっと多くしたいという願いだそうです。そしてこれからは、スペシャリストでなく広いジェネラリスト「スーパー素人」の時代になるそうです。納得。
水口哲也(プロデューサー・ゲームクリエーター)
15年前ネット前夜にASCIIから刊行されていたCAPE Xという雑誌で拝見して以来の憧れの人。討論が始まる前の休憩時に廊下で携帯をいじっている姿を見たときはドキドキでしたw
今まで作られてきたゲーム「Rez」や「ルミネス」を紹介する。また去年からプロデュースしている「GenkiRockets」を紹介する。デビューしてわずか1年も経たずに、世界的なイベントLiveEarthにてライブアクトを行う。ドイツからもってきたという3Dフォログラムを使ってライブ。すげーかっこよかったです。Youtubeにもアップされてます。

■討論?
宮下さん:みんな、いい人。やっぱり人柄。
武田さん:全ての人のこと考えて作品を作り、新たなインフラを作ろうとしている人がすごい人
平野さん:デスクトップに向かう時間は、平均で1日6時間以上。その時間をツールなどを使って削り、家族など大切な人と過ごす時間を多くしたい。
岩井さん:個人が内なるものを放出する作品の時代は終わった。人がつくるためのツールを作る時代になってきてる。
水口さん:コラボレーションは流行りでなく、流れである。21世紀の始まりは2010年くらいから。まだこれからなのだと。

今回もいろいろと発見がありました。長時間でおけつがいたくなることもありましたが、聞き逃せないほどのめり込んでおりました。
シンポジウムのスタッフの皆様へ。とても楽しむことができました。またこのメンバーで開催されることを心より願ってます。お疲れ様でした。
posted by ringo134 at 05:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | Art
この記事へのコメント
オトッキーは出てますね、1987年にアスキーから。
http://page.freett.com/minnanohr/top/oto.htm

発売中止は、SFCの「サウンドファンタジー」。エミュでも良いから1万出しても欲しいですw

内容自体はその後、SimCityシリーズの「SIM TUNES」や、DSの「エレクトロプランクトン」に引き継がれていますね。
Posted by カワヴェリ。 at 2007年12月08日 21:47
カワヴェリ。さん、コメントありがとうございます。
いっしょの会場にいらっしゃったようですね。

>オトッキー
つっこみもありがとうございました。
修正いたしました。

TBもさせていだきました。
Posted by ringo134 at 2007年12月16日 09:38
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