2009年05月16日

個展・トークショー・2次会

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大谷有花さんの個展
 昼過ぎに家を出て、両国にあるGalleyMoMoRyougokuで開催されている「大谷有花 展 -life-」へ行ってきました。3年程前から大谷さんの作品を拝見させていただいており、彼女の内なる宇宙での冒険がとても濃く反映された作品を見るのがいつも楽しみでいます。今回も新たな面を見ることができました。今まで抽象的な風景の中をうさぎねずみ君が冒険していく作品から、今回初めて本の中に具体的な言葉が書かれた作品が並べられました。大谷さん曰く「毎度キャンバスには文字を書き込みをしているんですが、いつも消しているんです」と。その言葉が本となり作品に出てきたことで、具体的な意味を持つ作品になったと思いました。またそれだけではなく、作品の輪郭となる線がはっきりしたというのも気になりました。

 今回開催されているGalleyMoMoさんは、元々六本木にあり毎年そこで大谷さんの個展が開かれておりました。去年の10月に両国に新たなGalleyを作られ、真新しい場所に今回の個展が開催されることになったそうです。両国のGalleyは逆L字の形になっており、入り口からまっすぐ伸びた白い双璧に作品が飾られております。また入り口は透明ガラスなので、外からも作品を眺められる形になっておりました。また古い民家を改築されたそうで、古い梁や電線などがむき出しになっており、味のあるGalleyとなっております。絵画だけでなく、インスタレーションなどの作品でも栄えるGalleyだなと思いました。

「大谷有花 展 -life-」Yuka Ohtani -life- / GALLERY MoMo Ryogoku
2009年5月9日(土)〜5月30日(土)11:00am - 7:00pm (日・月曜・祝日 休み)

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Shop btfトークショー
 両国から大江戸線で勝どきへ。
 Shop btfトークショー「◆第1部(14:00〜15:30):藤崎圭一郎×岡田栄造 トークショー」を聞きに行ってきました。デザインジャーナリストの藤崎圭一郎さんが最近出された「デザインするな」という本をネットで見つけ、その後Blogを発見し、トークショーへ参加となりました。聞き手の岡田栄造さんは、教鞭の傍ら毎日更新されるデザインニュース「dezain.net」を主宰しており、デザイン雑誌にも執筆されている方です。

「デザインジャーナリズムは存在するか」というお題から始まった今回のトークショーで、気になった発言を少々並べてみます。

(F)=藤崎さん、(O)=岡田さん
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(F)紙媒体にはプロの読者がいるが、Blogにはプロの読者がいない。
(O)デザイン雑誌は買わないし、読まない。
(F)「雑誌の快楽」というものがある。1ヶ月くらいで書店から無くなるので、お祭りのようなもの。
(O)デザイナーは批判して欲しいと思っている。無視が一番嫌い。
(F)展覧会のオープニングにいる人の反応をみれば、展覧会の評価がわかる。
(F)展覧会の批評は、速報性のあるBlogが適している。
(F)「AXIS」はデカ過ぎ。ナガオカケンメイさんの「d」はちょうどいい大きさ。佐藤直樹さんの「NEUT.」もデカ過ぎ。→サイズ、大きさ、フォントを考えた雑誌のデザインをすることで新しい雑誌メディアが考えられる。
(F)「ミラノ・サローネ」は日本勢ががんばっていた。原さんの「SENSEWARE展」では、日本人の微妙な感覚が受けていた。
(F)オーセンティックなデザインは売れるが、未来が見えない。
(F)世界はアバンギャルドでは動かない。これからは、「微妙な、微細な変化」→「感覚をデザインする」→「世界の感じ方を表現する」となるだろう。
(O)微分。
(F)ネットを含めて、1つの方向に向かわせようとする向きが強い。
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門外漢な僕は90分聞いているだけで、お腹がいっぱいに満たされました。去年見に行った「SENSEWARE展」がミラノでも大好評で、今後「微細な、微妙な変化」をデザインしていくことがホットなデザイントピックになっていくという話を聞いて、日本人にとっては出番が増えるんだろうなと思いました。なかなか直球の話もあって、とても楽しめました。

本当は第2部まで聞きたかったのですが、その後の予定があったので会場を後に。

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■同僚の結婚式2次会
 一度自宅に戻り、スーツに着替えてから渋谷へ。
19時スペイン坂下にある「la fabrique」に集合。同僚の結婚式2次会へ参加してきました。クラブとなるこの場所に100人も集結。ウェディングドレスに身を包んだ奥様はキレイな方でした。
 会場では、ベリーダンスをやっている奥様の仲間がベリーダンスを披露されたり(生で初めて見ました!)、同僚のクライミング仲間5人がタンクトップ姿となり「新婦が好む筋肉マンを探せ!」というゲーム(腹筋が割れてる筋肉はすごかったです)が行われ、楽しいイベントが続き、あっという間に時間が過ぎ去っていきました。
 いつも普段あまり自分の事を話さない同僚にこんなたくさんの素敵な仲間が居て、激しく祝され、更に素晴らしい伴侶といっしょになり、これからの人生を歩んでいくことを羨ましく、また激しく幸せになって欲しいと思いました。とてもいい会でした。

posted by ringo134 at 23:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | Art

2007年12月06日

明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻発足記念シンポジウム第2部ディジタルコンテンツ系

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食欲の初冬とはよく言ったもので、今日はよくお腹がすくringo134です。やっと好きな冬になりまして、TENORI-ONも早く日本で発売にならないかと指を何本も加えてまっている僕に丁度いいイベントがまた開催されるということで、行ってきました。

明治大学大学院理工学研究科新領域創造専攻発足記念シンポジウム
第2部ディジタルコンテンツ系
@明治大学アカデミーホール
12月4日(日)14:00〜17:00

■スペシャルトーク&ライブ
TENORI-ONを持って岩井俊雄さんが登場し、演奏を始める。先日見に行った劇的3時間SHOWの時とは別の新曲。そしてトークが始まる。TENORI-ONに至るまでの作品についての説明。まずはファミコン・ディスクシステムとして開発されるが未発売たOTOKEYのデモビデオ。お宝映像。次に穴を開けた紙を読み込ませるオルゴールでHappyBirthdayToYouを鳴らせた後、紙を逆にして読み込ませると別の悲しげな曲に。この発見がTENORI-ONの原点だそうです。というか岩井さんの作品の底辺はコレでできてるんではないかと思います。
今のTENORI-ONになるまでの作品を紹介。
・映像装置としてのピアノ(ポスターを実家の部屋に飾ってます)
・坂本龍一さんとのコラボライブ(会場となった水戸美術館までは行けなかったので、中継をやっていた慶応大学のSFCへ行って見てました。)
・ワンダースワン時代のTENORI-ON(当時LaFore原宿の展示会で限定発売していましたが買い逃しました。惜しい)
・タチバナハジメさんの携帯サイトThe.ENDでのiアプリで動くTENORI-ON(友達のDoCoMo携帯を借りて何度もプレイしました)

演奏スタイルの絵のスライドがドンドン出てくる。要はピアノでもギターでもバイオリンでも演奏している人の動きをしたら分かるくらい楽器が完成していると。でも最近はMacBooK に音源を入れて演奏している人が多いと嘆く。が、TENORI-ONは両手で持ち立って演奏するという新しい演奏スタイルとして確立できればと思っているそうです。未来の小学校でリコーダーやハーモニカの変わりにTENORI-ONが音楽の授業で使われるのかもしれません。
そしてYAMAHAで担当している西堀さんが登場。6年がかりで商品化するまでの試作機からYAMAHA-TENORI-ON製造工場をスライドで紹介。また完成したTENORI-ONを著名なアーティストにプレイしてもらったり、テストマーケティングで発売になっているイギリスのことなどを紹介。そして二人でTENORI-ONでの演奏。素晴らしいかったです。

(こう書いていると岩井俊雄さんの追っかけファンのようで・・・あぁ、昔のことを思い出しますwストーカーとかではありませんよw)

■パネル討論
「ディジタルコンテンツの未来」というお題。
ポイントだけ書いていきます。
宮下芳明(コーディネーター、明治大学講師)
今回集まってくださった方々を「1、彼らは変革者 2、若い 3、オープンな人柄」という共通点をしめして紹介する。また明治大学が新たな学部を新設することについて説明。
■佐々木渉(クリプトン・フューチャー・メディア(株)、「初音ミク」企画担当)
初音ミクがどのようにしてできたのか。サンプリング原理からさまざまな音源を紹介しながら詳細に解説。鏡音リンについても披露される。新しいWebサービスも近日発表されるらしいです。
武田双雲(書道家)
2000年理科大を出てからNTTに入社。字がうまいということで先輩の名刺を作ったことがきっかけで、名刺のネット販売を始めた。軌道に乗ったので会社を辞め、書道家へ。すごいw
たまたま住んでいる湘南で出会ったデザイナーとプログラマーの兄弟とコラボレーションして映像作品を作る。武田さんの書いた文字がCGでエフェクトされ、文字が飛んでいったり、動きがついて、とても見ていて飽きない作品だった。海外の個展の際も流しているとお客さんが足を止めてみているそうです。分かる気がする。
「筆圧などを音楽にしたら、いい文字になっていた」というのは大きな発見。リズムがいい文字はいい文字なんだそうです。これって何かおもしろいことができるヒントのようです。
■平野友康(デジタルステージ代表)
平野さんで開発されているVJソフト「motion dive」、写真と音楽をチョイスして簡単に映像にしてしまう「Life with PhotoCinema」、そしてプロ級のWebを簡単につくりだす新作「BiND」を紹介される。また会社の内部映像や合宿へ行って開発する風景など、どのようにして製品を作り出していくのかを紹介。
これからのWeb制作は技術でなく編集力だと力説。制作までに時間かけるものでなく、その後の大切な人と楽しむ時間をもっと多くしたいという願いだそうです。そしてこれからは、スペシャリストでなく広いジェネラリスト「スーパー素人」の時代になるそうです。納得。
水口哲也(プロデューサー・ゲームクリエーター)
15年前ネット前夜にASCIIから刊行されていたCAPE Xという雑誌で拝見して以来の憧れの人。討論が始まる前の休憩時に廊下で携帯をいじっている姿を見たときはドキドキでしたw
今まで作られてきたゲーム「Rez」や「ルミネス」を紹介する。また去年からプロデュースしている「GenkiRockets」を紹介する。デビューしてわずか1年も経たずに、世界的なイベントLiveEarthにてライブアクトを行う。ドイツからもってきたという3Dフォログラムを使ってライブ。すげーかっこよかったです。Youtubeにもアップされてます。

■討論?
宮下さん:みんな、いい人。やっぱり人柄。
武田さん:全ての人のこと考えて作品を作り、新たなインフラを作ろうとしている人がすごい人
平野さん:デスクトップに向かう時間は、平均で1日6時間以上。その時間をツールなどを使って削り、家族など大切な人と過ごす時間を多くしたい。
岩井さん:個人が内なるものを放出する作品の時代は終わった。人がつくるためのツールを作る時代になってきてる。
水口さん:コラボレーションは流行りでなく、流れである。21世紀の始まりは2010年くらいから。まだこれからなのだと。

今回もいろいろと発見がありました。長時間でおけつがいたくなることもありましたが、聞き逃せないほどのめり込んでおりました。
シンポジウムのスタッフの皆様へ。とても楽しむことができました。またこのメンバーで開催されることを心より願ってます。お疲れ様でした。
posted by ringo134 at 05:24 | Comment(2) | TrackBack(0) | Art

2007年11月19日

dorkbotスイストーキョー

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やっぱりみんなセンサーとかGPSとかオープンソースとか好きなんですね。もっとたくさんのInputとOutputがあるのではないのかなと思うのですが・・・。
さて、会場となった桜木町駅脇にある創造空間9001で配られたメニューを見ながら、覚えているものを少々書いてみようと思います。

■神奈川電子技術研究所
QUOIAという水の中をクリオネが泳ぎながら敵を倒していくシューティングゲームを発表。水の表現が青いグリッドの収縮を使って、キレイでした。自作ゲームでここまでってすごいと思いました。進化したコンピュータの力が彼らのゲームを後押ししているそうです。
■Phillip Torrone(form MAKE Magazine)
MAKEMagazineのライターさんがUSのMAKEを紹介。姉妹紙CRAFTも紹介。一緒に来たMITのエンジニア兼Hackerが自分のやっていた作品をちょっと紹介。どこかのBlogでみたTB303の手作り品や周囲の携帯電話を使えなくさせるような作品や自転車のホイールにLEDをつけて回転した時の残像映像を出す作品など。HappyHackingしてます。
■DJぷりぷり
すみだトリフォニーホールをマイク一本で実現する。その圧巻のパフォーマンスに観客から歓喜が・・・。
■[b]Laptop orchestra
支柱に無数のスピーカーを前に4人がノートPCでノイズ演奏を開始。段々とアップテンポになっていくと一人一人が立ち上がりインターフェイスとしているキーボードを持ち上げて、体ごとシェイクしながら演奏。若さが溢れていて格好よかったです。次回はお揃いの制服で登場だそうです。楽しみです。
■yong02
習字をした際の音をピックアップしてのライブパフォーマンス。紙を置いた下敷きにと筆を握る部分に圧力センサー、筆先に加速度センサーがついていて、そこからの情報から音を奏でてました。ゆっくりとした動作で変化する音と書きあがった文字を楽しめました。
■宮下芳明
phテルミンと泡音リズムのプレゼン。phテルミンは、酸性とアルカリ性のちがいを音階にして楽器にしようという作品。今回は電車での硫酸持込はNGと判断し、パフォーマンスは無し。残念(笑)泡音リズムは、化学振動を用いた反応をMIDI音源にぶち込んで、音にする作品だそうです。正にマッドサイエンティストです。
■フィクサー
某怪しげ雑誌のライターさん。今回は初音ミクを使って歌ではなく、言葉を話すパフォーマンス。昔流行ったゴルゴ吉野屋を話したり、せっかくの駅脇ということでホームでのアナウンスを初音ミクがしゃべるというとってもかわいい作品でした。初音ミクよりも電車の到着発車案内の電光掲示板の模型のほうが僕は興味をそそられました。
■marcus maeder/domizil(ライブ)
ドークボットスイスからの参戦。音響音楽とInteractiveSwarmOrchestraとのコラボレーション。InteractiveSwarmOrchestraは、あるアルゴリズムに従ったワームが線画する3DCG。イイおじ様達3名によるパフォーマンスは、なんか欧州のインテリジェンスを感じさせてくれました(笑)。

メニューをみているのですが・・・名前と発表がうる覚えでこれ以上・・・能無しですみません。でも今回もとっても電気を使った変な人たちが集まっていて、とても楽しめました!
今回もこのような刺激的なイベントを開催してくださったdorkbottokyoの皆様に感謝いたします。次回も期待しております!

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2007年05月03日

木とデジタル

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木とデジタル

という展覧会でまた南青山のスパイラルホールに行ってきました。

「CRESTデジタルメディア作品の制作を支援する基盤技術
『デジタルパブリックアートを創出する技術』プロジェクト」
という長い名のプロジェクトの方々(ほぼ東大で岩井俊雄さんもメンバーになっている)が主催しております。

まず入り口すぐにあった「リーフコード」は葉脈に情報を埋め込むという新しいIDシステムの提案作品。 自分の顔写真データを入れた葉っぱが発行されて、 会場のあちこちにある切り株型の端末に葉っぱをのせると自分の写真とともにさらに別の角度からとらえられた写真が追加されていきます。
「木漏れ日のディスプレイ」は液晶フィルムを使って、上からの光を制御する作品。葉っぱの形をした間から光が漏れたり、逆に影になったり、 切り株端末でその葉っぱのパターンを自分で制御することができます。
「Strinoの葉」は葉っぱの茎に加速度センサーがつけられていて、スポイトで吸った水を葉っぱに垂らすと揺れ、 その揺れが茎に付けられた加速度センサーに伝わり、加速度によって音の大きさを変化させてました。10ほどの鉢が用意されていて、 それぞれが違う音階になっていて、来場者同士のコラボなどができるようになってます。
「ログログ」は、重力の変化を川の流れに例えたCGに映し出す作品。作品の中央には丸太の平均台があり、そこに人が乗ることで、 両端にある圧力センサーが人の動きをデジタルの川にプロットしていく。
「まばたきの葉」は鈴木康広さんの代表作に似てる・・・。大きな煙突を持つ作品のふもとに目(今回は葉っぱ)をいれる口があり、 そこにいれることで風が下から上に勢いよく吹かれており、下の口からいれた葉っぱは上からのばらまかれる。 子供などは下に堆積された葉っぱの海で遊んだりしていたw僕はその葉っぱをかき集めできるだけ沢山口に詰め込んでw大量の葉っぱをを会場に撒き散らしてましたw

全体的に研究室の発表の場という感じで、 もう一捻りあったら楽しい作品になっただろうと思う物ばかりでした。「木とデジタル」という名から感じるものが中途半端な感じが残念でした。でも会場では研究室の学生さんが来場者に丁寧に説明している姿が頼もしかったです。
次回を期待してます>プロジェクトの方々

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2007年04月27日

僕も知らなかった。日本の繊維はすごい。

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TOKYO FIBER'07 SENSEWARE
 昨日の朝、岩井俊雄さんからファンへのDMを受け取った。久しぶりに岩井さんの作品がみられるということで南青山のスパイラルへ。 「TOKYO FIBER'07 SENSEWARE」は、日本の知られざる(忘れている?)代表産業である「繊維(Fiber)」 をテーマにした展覧会。 普段何気なく生活の中に点在しているハイテク繊維をセンス豊かな日本のアーティストたちと企業のデザインチームが料理して作品として提案されていました。
 いくつか気になった作品をピックアップしていきます。

 岩井俊雄さんの「RainDrops」は超撥水繊維を用いた子供用レインコート。 白地でレインコートの正面の部分に細いブラシのような特殊刺繍で模様をつくりことにより、 子供がその上ではじく水玉で遊びことができるようになっている。娘さんのロカちゃんがモデルとなって、 いわいさんちWebで作品の写真などをみることができます。またTOKYO Fiber'07 SENSEWAREの公式サイトで岩井俊雄さんのインタビューが見ることができます。

 深澤直人さんの「SHIELD CAFE」は、電磁波を遮断する超極薄繊維「スーパー・オーガンサ」 に金属を網目状に織り込んで加工した電磁波シールドを暖簾にしたカフェ空間。携帯電話などの電磁波が届かない空間は外界との繋がりを切る。 忙しい日常では持つことのできない時間と思考をめぐらせる場を提供するカフェのように思えた。 作品のカフェの中には入ることはできなかったので、作品で使用されているサンプル繊維を試しに携帯電話をくるんでみたのですが・・・ 電波は弱くならず・・・本当に電磁波シールドするのかしら。でもこの電磁波シールドは応用のしがいがありそうですね。

 そして一番気に入ったのが、日本デザインセンター原デザイン研究所+アトリエオモヤさんの「WATER LOGO」です。この作品は、 ナノレベルで超撥水加工された布素材に、「TOKYO FIBER'07」のロゴが水滴で描き出されて表示されるシステム。 黒い布の下からじわりじわりと水が供給され、ナノレベルの極小の穴を通ってきた水が布の上にでてきて、水玉となり、 その集合がロゴを作ってた。しばらくして水玉が大きくなると水滴となり、繊維の表面を玉のように転がり落ちていく。 ずっと見ていても飽きないアンビエントな作品でした。
 
 会場では、今回の作品に使用されている繊維の素材見本を参会者に提供していたり、 ハイテク繊維のパンツを履いたミネラルウォーターが配られたりしておりました。 以外と繊維という日常に溶け込んだ素材を料理するとどうなるかという視点はさすが原研哉さん(展覧会ディレクション。本人も会場に居られました。)だと思いました。

■Information
TOKYO FIBER'07 SENSEWARE
4月26日(木)-4月29日(日)
11:00-20:00
スパイラルガーデン&スパイラルホール
無料

posted by ringo134 at 11:30 | Comment(4) | TrackBack(3) | Art

2007年04月23日

BloombergICEを体験してきた。

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BloombergICE


 丸の内ビル1Fにある「BloombergICE」 をやっと体験することができた。岩井俊雄さんとクライン・ダイサム・アーキテクツのコラボレーション作品。 もう設置されてから数年も経っているのに丸の内というエリアに縁のない生活だったので、なかなか行けずにいました。 丸ビル1F東京駅側の歩道かビル側からドア1つ開けるとBloombergICE用のガラス張りの部屋に入ることができます。 黒服をビシっと着こなした案内役の若いお兄さんが見守る中、身体一杯使って体験してきました。

 ハード面は、2色LED(赤とオレンジ)を埋め込んだ大きなディスプレイに、裏から人の気配を感じるための赤外線がLEDごとにでているようです。 手のひらなどをペタッとつけると反応する。体を思いっきり動かして反応をみたいなら、ペタりとぜずに2〜3cm離して遊んでみる。でも身体全体をくっつけても反応してくれます。反応を受けてかわいい音を鳴らしてくれる。岩井さんっぽい音が良い! 下に敷かれている白い照明もBloombergICEを操作している時の高揚感を煽っている感じで良いです。
 ソフトは、メインメニューから4つのアプリケーションが動くようになっている。1つ目は、「ハーブ」。 (勝手に名前付けましたw)縦に弦が等間隔に表示され、人の動作反応があった線の音を鳴らしてくれる。まさにハーブっぽい。2つ目は、 「気泡」。反応のあったところから気泡のような光がでて、上にながれていく。身体ごとくっつけて反応させたりして泡が発生と同時に音が出ていき、とっても面白い。これが一番お気に入り。家に設置したいくらい。3つ目は、「ラインアート」。Windows標準で入っているスクリーンセイバー「ラインアート」のように線がどんどん発生され、音はその線の大きさや重なりによって変化するもの。4つ目は「NEWS」で、 普段Bloombergが提供する銘柄の動きなどを表示してくれます。

 休日ということもあって、カップルや家族がおもしろがって触れていた。僕も勝手に解説して、何組かのかたといっしょに遊んでました。 まだ行かれてない方はぜひ!僕はまた行こうと思ってますw

■Infomation
BloombergICE
丸ビル1F tel.03-3201-8900
OPEN:8:00〜20:00(日曜、祝日11:00〜)
定休日:無休


参考サイト:
ELLE DECO ONLINE_Designer's Works BLOOMBERG ICE/<情報掲示板>
東京オフィス検索 デザイン事例:BLOOMBERG ICE
別件追記:
 BloombergICEに置いてあった、Bloombergが無料で出している「Bloomberg Markets Japan」という雑誌を貰って来て家で読んだのです。が、記事もすごいが広告などがすごい。 三井不動産が提供する渋谷の松涛や南平台という一等地の超高級マンションの広告だったり、金融関係の人材紹介会社「TopMoneyJobs」の広告内容・・・ 最低年収4000万円(セールス)って何よ!wって感じになる・・・別世界を味わえる雑誌です。実際こんな世界もあるんだな〜と。 ある意味怖い。

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2007年03月28日

EYE-PROJECT by KDDI



KDDIのEYE-PROJECTをぼや〜っと眺めてしまいました。
↑をクリックして進められるとわかると思います。
(人によっては気持ち悪いと映るかもしれませんね^^;)
でも、このような仕組みを作り上げた方々の能力に圧巻です。

このプロジェクトは、一般ユーザーからの投稿された画像or動画で、一枚の大きなモザイク状のFlash映像をつくり出していくというもの。ユーザー登録ができ、動画や画像をUPし承認されたものは大きなモザイク状の一部に表示されるそうです。また自分の素材だけで、↑のようなFlashのBlogパーツも作れるようになってます。
毎月テーマが代わって映像も変わってきたり、他にも展開していくそうなので楽しみにです。

製作されたthaの中村勇吾さんのBlog->nisshi.yugop


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2007年02月28日

恵比寿の芸術祭

pripro
恵比寿での用事のついでに文化庁メディア芸術祭にふらっと寄って来ました。
平日の昼間なのに結構にぎわっていました。やっぱり漫画やアニメ、
ゲームの人気でこんなに集まってるんでしょうか。
デートで来ていると思われるカップルも多数おられました。

さて今回のイベントの中で興味を惹かれたのは、クワクボリョウタさんの「Pri/Pro」と
安藤英由樹さん、渡邊淳司さん、前田太郎さんの「Save YourSelf!!!」です。

クワクボさんの「Pri/Pro」は誰にでも簡単にコンピュータをつかった
アートやデザインの試作品を作ることができる電子キットです。
入力、出力、コントロール、センサーなどそれぞれをモジュール化して
同型のコネクタで接続、あとはPCからプログラムを流し込んで動かすことが
できるそうです。また違う作品同士を接続して何かを得ることもできるそうです。
プログラミング言語はProcessingやFlashで可能だそうです。
今後はコードや回路設計図を公式ページにてクリエイティブコモンズで
共有されていくそうです。
すでに飯沢未央さんの「elastic_cell ver.2.0」で使われているそうです。

「Save YourSelf!!!」は、人の平衡感覚を狂わせてみる作品。
耳の後ろに電極を装着して微電流を流すと、人は陽極側(+側)に
身体が傾いたという感覚を利用して、ボールに水をはり
小船を浮かべて揺れをその電極へようになってます。
つまり小船の揺れを自分自身が感じることができるというわけです。
体験は今回できなかったので、今度ぜひ体験してみたいです。

posted by ringo134 at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(1) | Art

2007年02月26日

化学楽器 = pHテルミン+awa-odo-rythm

phテルミン+awa-odo-rythm=化学楽器 
dorkbotTOKYO#000005で 「Thermoscore」という作品
(鍵盤の1つ1つにペルチェ素子を貼り付け、その素子の
温度を常温から70度(!)に変化させるプログラムがされてるシステム。
ある鍵盤はかなり高いので長時間鍵盤を触れない状態と
なってしまったりと、ちょっと演奏家に拷問をしているような作品)を
披露していただき、かなりの衝撃を与えてくださった宮下芳明さんが
新たなシステム「化学楽器」を発表されたそうです。

「awa-odo-rhythm」は、二つの状態間を行ったり来たりする
「化学振動現象」を応用し、泡の音で一定のリズムをマイクで集音。
その音をBPMカウンタでテンポを整え、MIDIデートで同期するというもの。
泡の発生にはバブやドライアイス、口の中ではじけるドンパッチなどを使用。
「pHテルミン」は、溶液の水素イオン指数 (pH) を音高に変換、
pHが高くなるほど音が高くなる 。すなわちアルカリ性になると
音は高く、酸性になると音は低くなる。pH計測器をさまざまな液体に
突っ込んで音を変化させています。

↓のページの下部(4、実演)にある映像をクリックしてもらうと、
宮下さんが化学楽器を使ってのステージ演奏がみれます。
MadScientistぶりが最高です!白衣だとヲノサトルさんっぽいw
司会の明和電機さんのツッコミもグットです。
http://www.sonichead.jp/4++/chemical.html

posted by ringo134 at 19:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | Art

2006年09月18日

dorkbotTOKYO #000005

dorkbottokyo.jpg

ドークボットTΩKYΩ in 日本科学未来館7F中庭
〜俺様・非科学・刹那編〜

9月16日の晩、電気で何か面白いことをやっている人たちの集まり
「dorkbotTOKYO」に参加してきました。前日雨が降ったりして
天気が気になったのだが、なんとか雨は降ることはなく
曇り空の中dorkbotyな200人程(目算)が集まってました。
やはり外なので肌寒かった。
開演の30分ほど送れて到着。中庭には入るともうすでに
パフォーマンスが始まっており、そのまわりを多くの人が
取り囲んでいた。

会場に入ってすぐみたのは1組目(?)の
ウジノ・アンド・ザ・ローテーターズさんのパフォーマンスでした。
短い鉛筆がいくつもある自作のレコード盤を2台の
ターンテーブルに載せて回転させ、何本かのギターの弦の
ようなものでその杭の位置を読み取って、爆音を奏でてました。
まるでオルゴールのようでしたね。ターンテーブルの他になぜか
ジュースミキサーやドリルが接続されており、音に反応して
動く仕掛けになっていた。実際にバナナとフルーツと牛乳を
投入してミックスジュースを作ってまわりのお客さんに振舞って
おりました(笑)マッシブな音とミックスジュースのパフォーマンスが
お客さんを魅了してました。

2組目梅田哲也さんのパフォーマンスは静かに始まりました。
扇風機や換気扇を改造してモーターをむき出しにして、
その機軸にスピーカーをつけて回転してたり、
その振動を伝わって筒状のものから低音が出したりしてました。
梅田さんは黙々と扇風機の傘に磁石などをくっつけたり、
音を淡々と調節している姿というかその雰囲気にお客さんの皆が
飲み込まれてました。

3組目奥山順市さんのパフォーマンスは、始めに儀式として(?)
演歌っぽい歌を披露されてました。まずそこで心をぐっと掴まれた。
壊れた映写機に光を当てて音を抱いたり、フィルムを弦として
映写機を楽器にしてフィルム音を聞くもので、フィルムをこよなく
愛する奥山さんならではのパフォーマンスに圧倒されっぱなしでした。

メインパフォーマンスの間に5分プレゼンという短いコーナーがありました。
印象に残ったものを。
 平#重行さんの「風呂」は風呂の自動湯沸かし器の水圧センサーから
データを引っ張ってきて、それをMIDIデータに変換し音を流すもの。
風呂の中をかき混ぜて音がでたら楽しいのでは?という発想からの
作品だそうです。それとシャンプーや桶やシャワーにRFIDをくっつけて
風呂場全体(ユニットバス)に簡易アンテナをつけて、
読み取りそのデータから音を鳴らすもの。お風呂場が音場になり
とても楽しく風呂に入ることできるのではないかと思いました。
 RAKASU PROJECT.さんのテルブックミンというプレゼンです。
わざわざ広島からの参戦。すごいw
HDD衝撃防止ためについている加速度センサからデータをとり、
Max/MSP経由でサイン波を出すものです。左右上下にMacBookを
操作することでテルミンのように音の高低、大小を制御して演奏を
されてました。非常にシンプルな操作性ながら、
そのパフォーマンスの姿はとても素晴らしかったです。
 宮下芳明さんの「Thermoscore」は鍵盤の1つ1つにペルチェ素子を
貼り付け、その素子の温度を常温から70度(!)に変化させる
プログラムがされてるシステムでした。
ある鍵盤はかなり高いので長時間鍵盤を触れない状態となって
しまったりと、ちょっと演奏家に拷問をしているような作品でした。
 u+ucoさんは女の子二人によるユニット。
専用の移動できる口型の机に二人が入り、二人の体のいたるところに
バーコードが貼ってあり、それをお互いのリーダーでピッ!と
読み込んで音を奏でるパフォーマンスでした。
二人がお互いに身体を絡み合わせてリーダーで読み込んだり、
移動する机で囲んでいたお客へ突っ込んで行き、お客にも
バーコードを張って読み込んだり、とてもテンションの高いプレゼンでした。

 合間にあった畠中実さんのDJも渋かったです。
アナウンスしないからか(?)誰も寄りついてなかったブースのそばで
僕はこっそりと聞いてました。

 これでdoorkbotには2度目なんですが本当にいろんな人が
いるんだな〜とつくづく思ったのと、単純に楽しいだけでなく
ある意味とっても勇気付けられ元気にしてくれるイベントでした。
またぜひ参加しようと思います。
スタッフの皆様、お疲れさまでした&ありがとうございました。
posted by ringo134 at 23:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | Art

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